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時代を先取り…? し過ぎたヘッドホン、『MDR-D777SL』 [AV/PC関連]

1990年代序盤、SONY は eggo シリーズというポータブル・ステレオ・ヘッドホンを発表。この eggo シリーズはその名前にもあるように、卵を半分に切ったような形状のオーバーヘッド型ヘッドホンで、コンパクトに畳めるようにもなっていて、ヘッドバンド部分が2本のワイヤー状というかたちだった。

MDR-D777SL.jpgこの eggo シリーズでも使われていた型番 D77 を継承し、新たに SOUND WALK というロゴが付けられたヘッドホン MDR-D777SL が2006年の秋、発表された。

発表当時の価格が約25,000円だった MDR-D777SL は、イヤーパッドにしっとりした感触を持たせ、80kHz までの再生帯域を持つ40mmHDドライバーユニットを採用。周囲の音が聴けるサウンド・イン・ダイアフラムというスイッチを搭載と、SOUND WALK という名前にふさわしいアウトドアでも迫力あるサウンドを再生する密閉型ヘッドホンという触れ込みだった。

SONY の開発スタッフらの話がここにあり、その性能に自信を持っている様子が今も読めるようになっている MDR-D777SL は、今でも手元で現役のヘッドホンのひとつだ。

だが、関係者の意志とは裏腹に MDR-D777SL の評判は当時大きく分かれ、音質が価格相応ではない、ヘアライン部分が安っぽいプラスティック感、ほとんど効果がないサウンド・イン・ダイアフラム…など、悪い評判が目立った。

その反面、かなり使い込むと、その音質が変わるという評価があり、必ずしも悪い一辺倒なヘッドホンではなく、使うユーザーを選ぶという感じの使いこなしが難しいヘッドホンだった。

MDR-D777SL が発表された2000年代中盤より、CD のスペックを上回る音源、いわゆるハイレゾリューションな音源が多くなった今、改めて MDR-D777SL を使ってそれらの音を聴く機会が増え、その先取りし過ぎたスペックが、ようやく時代に追いついてきたようになってきた。

iPod や walkman とヘッドホンの間に高性能なポタアンを挟むことができるようになったし、PC とヘッドホンの間にやはり高性能な USB DAC を介して使うなど、MDR-D777SL のスペックをフルに活かす環境が今、増えてきた。

そして、ハイレゾ音源なら MDR-D777SL の持つ 80kHz までの再生帯域も大いに活かせるのではないだろうか。

現在は残念ながら生産完了してしまった MDR-D777SL は流通在庫のみになってしまったが、当時25,000円もした価格は、その流通在庫で約半値近くになっている。

使い込んでいくと本来持っていたはずの素性の良さが楽しめる MDR-D777SL は、今がようやくその性能を十分に発揮できる時代なのかもしれない。


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タグ:ヘッドホン


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