So-net無料ブログ作成

The Doobie Brothers/『The Captain And Me』 [CD]

The-Captain-and-Me.jpg前作『Toulouse Street』が全米チャートで最高21位を記録し、カットされた2枚のシングルもまた共にヒットした The Doobie Brothers が、その前作から1年も経たずにリリースした3rdアルバムが、この『The Captain And Me』だった。

アルバムのリリースと同時にシングル・カットされた『Long Train Runnin'』はバンド初の全米チャート Top10 入りを記録して最高8位を記録。2011年に Edsel レーベルから1974年のスタジオ・アルバム『What Were Once Vices Are Now Habits』との2枚組でリリースされた『The Captain And Me』には、1990年代にダンス・フロア向けに作られた3曲のリミックスも追加収録された。(だが、あくまでもボーナス扱いの曲なので、アルバム『The Captain And Me』にある11曲と別モノとして聴くのがいいだろう)

1973年の夏には2ndシングル『China Grove』がカットされ、この曲も全米チャートで最高15位を記録し、Tom Johnston 在籍時の The Doobie Brothers を代表する曲のひとつになった。

『The Captain And Me』はこの2曲が当時の LP でアルバムの冒頭3曲までに登場する。『Long Train Runnin'』はデビュー盤『The Doobie Brothers』がレコーディングされた当時に『Osborne』のタイトルで原型が作られていた曲で、Edsel レーベルからの2011年のリイシュー盤ではボーナス曲として収録されていた。

LP 時代の『The Captain And Me』でA面にあった5曲は最後の『Clear As The Driven Snow』を除き、全て Tom が書いた曲で占められ、シングル・カットされた2曲以外の曲、アルバムの1曲目を飾る『Natural Thing』ではバンド初のシンセサイザーも導入された。

このシンセサイザーのプログラミングを担当したとしてクレジットされていたのが、Stevie Wonder が1972年にリリースした2枚のアルバム『Music Of My Mind』と『Talking Book』でエンジニアとプロデューサーを務めた Malcolm Cecil と Robert Margouleff の二人だった。

A面で Tom が書いたもう一曲、『Dark Eyed Cajun Woman』はそれ以前のロックな曲から一転してブルースな曲。ここでは Nick DeCaro によるストリングスもフューチャーされていた。

A面の最後を飾る『Clear As The Driven Snow』は Patrick Simmons 作で、この曲はデビュー当時のスタイルであるアコースティックな雰囲気にメンバーのコーラスも映える曲で、終盤にかけてのジャム・セッションのように盛り上がっていく箇所が聴きどころだった。

サイドが変わり LP 時代のB面にある曲は、メンバー全員がクレジットされた『Without You』から Pat が作った『South City Midnight Lady』『Evil Woman』と続く。

『Without You』は5人のメンバー全員がライターに関わったとあって、コーラス・ワークやツイン・ドラム、ツイン・リードギターがたっぷり楽しめるハードな曲。後に Tom はこの曲を The Who に捧げた曲と明かしたが、終盤にかけての各メンバーのバトルのようなプレイはアナログ時代のB面トップにふさわしい曲だろう。

そして、その熱を冷ますように Pat 作の『South City Midnight Lady』へと続き、この曲でスティール・ギターを弾いていたのは当時 Steely Dan に属し、後に The Doobie Brothers に加入する Jeff "Skunk" Baxter だった。

次の曲『Evil Woman』は Pat 作にしてはハードな曲で、LP 時代はこの曲も The Doobie Brothers としてライターにクレジットされていた。曲の雰囲気を考えると Pat の単独作ではないようにも思える曲だ。

短いインストルメンタルの『Busted Down Around O'Connelly Corners』を挟んで、最後の2曲は再び Tom の書いた『Ukiah』と、アルバムのタイトル曲『The Captain And Me』へと流れていく。フェードイン/アウトで連続しているこの2曲は、A面の冒頭にある Tom の曲と違うカントリーなスタイルで、こうしてアルバム『The Captain And Me』は終わりを迎える。

前作から変わらない5人のメンバーに加え、ストリングスやシンセサイザーも導入し、引き続き Little Feat の Bill Payne も参加。1曲だけ Jeff "Skunk" Baxter も参加した『The Captain And Me』は、全米アルバム・チャートで最高7位とバンド初の Top10 入りを記録し、アメリカでのセールスも一気に200万枚を超えて、The Doobie Brothers を代表するアルバムのひとつになった。

The-Captain-and-Me.jpgThe Captain And Me The Captain and Me - The Doobie Brothers
【SIDE ONE】
Natural Thing
Long Train Runnin'
China Grove
Dark Eyed Cajun Woman
Clear As The Driven Snow
【SIDE TWO】
Without You
South City Midnight Lady
Evil Woman
Busted Down Around O'Connelly Corners
Ukiah
The Captain And Me
【2011 Bonus Tracks】
Long Train Runnin' (Sure Is Pure mix)
Long Train Runnin' (Full Guitar mix)
Long Train Runnin' (Done On A Shoestring mix)


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0)▲ページトップ▲

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

記事と無関係なコメントの入力を固くお断りします。
無関係なコメントは見つけ次第、即、削除します。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました
All Photo and Text copyright(c) White Dragon All Right Reserved.
Related Posts with Thumbnails